―入社の動機についてお聞かせ下さい。
石綿：「市場」＝「男の世界」で女性が足を踏み入れる場所ではないと思っていましたが、生まれつき負けず嫌いで気の強い性格であった為、私でも努力次第で男性と同等に仕事が出来るのではないかと思い、入社させていただきました。
―仕事の内容についてお聞かせ下さい。
石綿：在庫管理業務の仕事をしております。
営業の取り扱っている商品が適切に需要と供給のバランスが取れているか、過剰な在庫を抱えていないかを管理しております。
―仕事の楽しいと感じる内容・場面、逆に苦しいと感じる内容・場面についてお聞かせ下さい。
また、その理由についても教えて下さい。
石綿：入社して9年目に営業になり、せり人として自分が提案した価格で商品を全て売り切った時にやりがい・楽しさを感じました。
逆に思い通りに売れず在庫を抱えてしまい、仲卸さんの言い値で安く商品を売り渡さなければならなかった時はまだまだ経験不足だと感じました。
―仕事をするうえで、どのような内容あるいはどんな場面で「やりがい」を感じますか？
石綿：営業をやっていた頃、自分の商品を買ってもらい、常連客が出来、お客様と信頼関係が出来た時です。
―入社してから現在までで一番印象に残っているエピソードを教えて下さい。
石綿：営業に携わっていた時期に、日曜日に月一で取引先である量販店の朝市に販売員として手伝い、直接お客様と接したことが1番印象に残っております。
―入社前と入社後のギャップについて教えて下さい。
石綿：入社して9年目に女性初の営業を担当になりました。自分が販売員となり、販売するとは思いもよらなかったです。
現在は在庫管理業務になり、在庫を管理しております。
―これからどんな仕事をしていきたいか？あるいは目標や習得したい技能について。
石綿：今現在、在庫管理業務を担当しておりますので、コスト削減、不良在庫を減らし、会社に利益が出るように常に追求していきたいと思います。
―就職活動中の学生へのメッセージ
石綿：近頃は若い人の魚離れが話題に上がっています。
海のない埼玉にある埼玉県魚市場の中では「手やり」という指で金額を示す伝統的なセリなどで今現在も魚の取引が行われています。
こうした古くからの伝統を是非目で見て、そして市場の職員として受け継いでもらい、市場を盛り上げていただけたらと思います。
―好きな水産物を教えて下さい。
石綿：大トロ・サーモン
