ふる里山田同郷の会の皆さんによる「寿司キャラバン隊」が昨年の10月に訪問した織笠猿神仮設住宅に続き、4月22日岩手県浦の浜仮設住宅を訪問し、約200食の江戸前寿司を提供しました。
今なお仮設住宅にお住いになり、不自由な生活を強いられている方々に少しでも元気を出して頂きたいというふる里山田同郷の会の活動に賛同し、同社からもボランティアとして荒井常務・新入社員の早瀬君・蓜島君・石澤君が参加しました。
○浦の浜の印象はいかがでしたか
(石澤)場所は海から程近い傾斜地で、当日は天候にも恵まれ海風が吹いて気持ち良かったです。
(早瀬) ほぼすべての建物新しく、かと思えばその横に以前の建物が無残な形で残っており、まだ復興の途中なんだと直に感じました。
(蓜島) 震災前まではご近所だったであろう住宅が、たった数メートルの差で津波に流されてしまった。そんな状況が説明をされなくてもわかる様子に驚きました。震災から4年日常を取り戻すことが出来ている人もいますが、他方で浦の浜では復興活動を行う重機が引切り無しに稼働しており、これからも多くの支援が必要と感じました。
○具体的にどんな活動をしましたか
(石澤)海鮮丼の仕込みと、仮設住宅での会場の設営・寿司の提供・片付け、仮設住宅に暮らす方々のお出迎え・お見送り・会場の片づけをしました。
(早瀬)デジタルカメラで活動全体の記録をしました。ファインダー越しにも、スタッフも現地の方もどちらもうれしそうに笑顔であることがうかがえました。
(蓜島) ふるさと山田同郷の会の皆様と現地のボランティアスタッフに混じり活動を行いました。できることは限られていますが、お越しいただいた皆様へ配膳を行い、なるべく多くの方に笑顔で話しかける事を心がけました。
○ボランティア活動に参加しての感想は
(石澤)現地の人たちから多くの感謝の言葉を頂き、こちらまで元気をもらえた気がしました。会社に入ってから、このような活動ができとても貴重な経験だったと思います。震災から4年が経ち、ボランティアの人も減っていると聞きますが、今後も被災地支援活動に取り組んでいきたいと思います。
(早瀬)「美味しい物を食べることは人を笑顔させます」今回そのことを実感しました。ボランティアであろうと商売であろうと食卓を笑顔にするために市場で働く人間として「美味しい」を広く提供できたらと思います。
(蓜島)年々被災地の報道が少なくなり、被災地の状況が掴みにくい現状にあります。今回、ふるさと山田同郷の会の活動に参加しましたが、個人の活動が難しくなりつつある今、団体として参加する意味を強く感じました。
継続的に活動を続けていき情報を発信していくことが重要と考えます。