10月14日(日)に弊社敷地内において、さいたま市消防局による「特殊災害対応訓練」が行われました。
この訓練の目的は大規模イベント開催(2020年東京オリンピック・パラリンピック)の
特殊災害発生時に迅速かつ適切に対応するため、
進入隊と除染隊の連携、1次トリアージ及び曝露者搬送能力の強化を目的としたものです。
「特殊災害」とは、
毒性物質若しくはこれと同等の毒性を有する物質の発散、生物剤若しくは毒素の発散、
放射性物質若しくは放射線の異常な水準の放出又はこれらの発散若しくは
放出のおそれがある災害をいいます。
その訓練時の写真の一部を掲載していますが、
ご覧いただければわかるように参加している方の多くが防護服を着用して訓練を行っています。
トリアージをはじめ、毒性物質の検知活動や拡散防止、除去活動だけでなく、
曝露者集合所や隊員除染所を設けて、毒性物質曝露者を救出して搬送・除染する訓練を行うなど、
市場全体には実際に災害が発生したかのような緊迫感が漂っていました。
消防局に皆さんのこうした訓練の積み重ねにより、
「いざ」というときの私たちの安心と安全が守られているのかもしれません。
ところで卸売市場にも日常の食の安心安全を守るだけでなく、
災害時にも食糧集積の拠点としての役割があることをご存知でしょうか?
2011年の東日本大震災の時は
仙台の卸売市場では震災翌日から約半月間、休日返上で市場を開いて
被災された方々の食料ライフラインを守り、食料不足の不安の解消に尽力されました。
私たち、埼玉県魚市場も県民の皆様の「食の安全」を守る市場でありたいと思っています。