鮭には主に白鮭(シロサケ)、銀鮭、紅鮭、キングサーモンなど様々な種類がいます。
その中で秋が旬な秋鮭を紹介したいと思います>゜))彡

秋鮭とは、実はシロサケの別名です。
日本にいる基本的な鮭は、シロサケと言われています。
シロサケには他にも呼び方がたくさんあり、目近(メジカ)、時鮭(トキシラズ)などとも呼ばれますが、
秋の時期にとられるため「秋鮭」とも呼ばれるようです。

秋鮭は次のように成長していきます。
1.日本の川に生まれる。
2.約2ヶ月でふ化し、川で育つ。
3.次の春の雪解け時期に川を下り、海に出る。
4.約1~3ヶ月は沿岸部で生活する。
5.初夏に北の海へ向かう。
6.生まれてから2~8年後の秋、産卵のため、自分が生まれた川(母川)に戻る。

何故、母川に戻ってくるのかは未だに詳しく解明されていませんが、
最近では、母川の匂いを覚えていることが分かってきました😄
この鮭のように生まれた川から海へ下り、成長してから産卵期に川へ戻ってくる魚のことを『降海型』といいます。
ちなみに、海に出ないで川で成長する魚のことを『陸封型』といいます。

鮭の体は、生まれてから産卵して死ぬまでとても大きく変化します。
川から海へその生活場所を変えるには、淡水から海水に対応するために体を変化させる必要があります。
また、卵を産むために再び川を上り始める鮭は、
その皮膚の色や模様(婚姻色(こんいんしょく))、体の形から上あごの形まで大きく変化させ、
自分の子孫を残すために戦いに勝つ準備をします💪

余談ですが、鮭は赤身魚白身魚どちらだと思いますか?

…正解はなんと「白身魚」です!
白身魚と赤身魚の違いは、実は筋肉の種類の違いにあります😆
白身魚の白い筋肉は「速筋」といい、瞬発力が高いです🏃💨
一方、赤身魚の赤い筋肉は「遅筋」といい、持久力が高いです💪💪
そのため、泳ぎ続けないと死んでしまう鮪や鰹は持久力のある赤身となります。

では、なぜ鮭は赤いのかといいますと、「アスタキサンチン」という赤い色素が関係しています。
鮭は海を回遊している時、オキアミなどの動物性プランクトンを食べています。
オキアミには「アスタキサンチン」が含まれており、
それを食べることによって蓄積され、身が赤くなります。

「秋鮭」を選ぶポイントは皮が銀色に光り、身の色は鮮明なものを選ぶことです。
食欲の秋に秋鮭食べてみてはいかがでしょうか😊