数の子は鰊(ニシン)の魚卵です。昔、鰊が「カド」や「カドイワシ」と呼ばれていたことから「カド」の卵ということで「カドの子」、それがなまって「カズノコ」と呼ばれるようになったという説があります。
国内で消費される数の子の産地は、北海道産やアメリカ産、カナダ産などがあります。なお、カナダ産には太平洋産と大西洋産があり、太平洋産は歯ごたえが良く、大西洋産は水分が多いため柔らかいなど、鰊が産卵する海によって味や触感等に違いがあります。

1番美味しいと言われるのは北海道産ですが、その分値段もかなり高くなります。今シーズンの値段も昨シーズンよりのやや高めと予想されます。(実は毎年、やや高め予想をすることがおおいのですが・・・)
子孫繁栄を願う縁起物として、お正月食材の代表のひとつであるこの「数の子」。実は鰊の産卵期である春(3~4月)が旬とされています。ですが、ここはやっぱりお正月。新しい年始めにちょっと奮発してあのパリパリの触感を味わってみてはいかがでしょう。