先月(2018年1月)中旬、スイスで新しく施行される法律が一部で話題になりました。

これはロブスターを生きたまま熱湯で茹でることを2018年3月以降、法律で禁止するというものです。ロブスターには高度な神経系があるため、人間と同様、痛みを感じている恐れがあるという新しい研究発表されたことから制定されました。

 

そんな折、市場の店舗を通りかかったところ、ロブスターではありませんが、同じ甲殻類で良い車エビを見つけたのでご紹介します😊

 

車エビは年間を通して流通しており、沖縄や鹿児島で盛んに養殖が盛んに行われています。

魚体は大きいものになると30センチほどになるものもあり、その大きさにより呼び方も変わることから「出世エビ」とも呼ばれていて、調理法もてんぷらやフライ、活き作りなど様々です。

 

スイス新法に触れさせていただいたので、活き車エビの下処理の話を少し😎

一般的に活き車エビは飛び跳ねるので、調理する前に氷水につけて仮死状態にしてから頭をとり、背わたをはずし、殻をむきます。それに対し、活きたロブスターを熱湯で煮沸するのがポピュラーな調理法だそうです。

 

「いただきます」は「食材の命をいただきます」が語源です。生産や調理に関わった人だけでなく、食材そのものに対する感謝の言葉でもあります。新しくできたスイスの法律の是非は別として、生物を食材として調理して食べるところまで実際に経験し、「いただきます」という言葉を大切にしていただければと思います😄