今回はまさに秋冬が旬の魚で、多くの人達から愛されている「シシャモ」を紹介したいと思います😍
北海道の太平洋沿岸に生息し、鮭と同様、秋に川を上って産卵します。
この時期に漁獲されるのが「子持ちシシャモ」です。
小粒の卵がたくさんあり、プチプチした食感で食べ応えがあります。

食卓でもフライ等で大人気のシシャモですが、スーパーなどで売られているシシャモのほとんどが、
本物のシシャモ(本シシャモ)ではないことをご存知ですか?
実は約9割がカナダやノルウェーから輸入されている「樺太シシャモ」(カぺリン)という名前のシシャモなのです😳!
この「樺太シシャモ」が子持ちシシャモという名前で売られています。
北海道で捕れる「本シシャモ」は減少により高級化しており、
年間1300トンほどしか獲れず店頭に並ぶことは少ないそうです😖

ここで樺太シシャモと本シシャモを見分けるポイントです!!
基本的に「皮の色」で見分けることができます。
本シシャモは皮が飴色で、樺太シシャモは鱗が小さく、皮は青みがかっています。
また、本シシャモの価格は高く、輸入品の3倍ほどします😮!!
ここまで価格に差があると、栄養素や味に大きな差があると思う方も多いと思いますが、
実は栄養素にはそれほど違いはありません。
しかし、本シシャモ樺太シシャモではその味に大きな違いが表れます。

本シシャモは濃くて濃厚なのが特徴です。焼くとほっこりして美味しい白身の魚のような感じになります。
特にオスは身が締まっていて美味しいと言われ、通の間ではオスの方が人気があります。
一方、メスは旬の時期によって味に違いがありますが、
旬の前半は卵が未熟なため、身に脂が乗って濃厚な味です。
旬の最後は卵に栄養が殆んど貯まっているので、甘みや旨みが強く美味しいです😍

それに対して樺太シシャモの味は全体的にあっさりしていて、時期によって味の変化はあまりありません。

樺太シシャモももちろん美味しくリーズナブルですが、
今回本シシャモを初めて知り、気になった方は市場でも売っているので、ぜひ一度食べてみてください!