今回ご紹介するのは「カマス」です
旬は抱卵時の晩春~初夏と、
産卵後の脂の乗っている秋~初冬の年2回になります。
イワシなどの魚を捕食しますが、人に対しても非常に攻撃的で、
種類によってはサメと同じくらい危険視されているものもいます。
また、泳ぐスピードはとても速く、時速150kmにも達すると言われています!!
そんなカマスは世界に20種類以上いますが、日本で食用とされているのは次の2種類です。
【アカカマス】
全長は50cm程で、体色は黄みがかっており、
体表の側面に黒い縦縞が1本あるのが特徴。
一般的に市場でカマスと呼ばれているのは「アカカマス」を指すことが多く、
ヤマトカマスと区別するのに「本カマス」とも呼ばれています。
味はカマス類の中で最も美味とされており、
旨味の強い白身は、関東では古くから「塩焼き」として食べられています
【ヤマトカマス】
全長は35cm程で、アカカマスと比べて体色は青みがかっており、体表には縦縞がありません。
アカカマスと比べると水っぽいことから「水カマス」と呼ばれており、
「干物」などで多く食べられています。
カマスを含め、青魚にはEPA(エイコサペンタエン酸)と
DHA(ドコサヘキサエン酸)が多く含まれています。
これらの成分にはコレステロール値を下げる作用があり、
血液をサラサラにし、動脈硬化、心筋梗塞、脳卒中等の病気を予防する働きがあります。
また、DHAは脳細胞を活性化させ、情報の伝達を助ける働きがあります。
それによって学習能力向上や、成人の認知症予防にも効果が期待できます。
「魚を食べると頭が良くなる」と言われる理由はこのためですね!
海外で日本の食生活に注目されているのにも影響しているのかもしれません
当市場でも干物等で販売されているので、是非食べてみて下さい!