今回ご紹介するのは「しらす」です。

「しらす」という名称は色素がない白い稚魚の総称であり、
広く売られているのはカタクチイワシを使用したものが一般的です。
イワシの稚魚を加工して製品にしますが、
その加工具合によって次のように呼び方が変わります

生しらす 水揚げしてそのままの状態
釜茹でしらす 塩茹でをして水切り程度の状態
(水分含有量85%程)
しらす干し 塩茹でをして乾燥させた状態
(水分含有量50~60%程)
ちりめん(じゃこ)、かちり しらす干しをさらに乾燥させた状態
(水分含有量30%程)

このように水分含有量に応じて呼び方が変わり、
乾燥すればするほど保存できる期間も伸びます。

この中でのオススメの食べ方はやはり「生しらす」です。
独特の苦み旨みを持っており、
ご飯の上に乗せて醤油をかけるだけで絶品です
ちなみに「しらす」は足が早く痛みやすいため、
生しらすを食べる際には注意が必要となります
食べられる期間を長くする為に乾燥させるのはアジやサバの干物と同じ考えですね。

旬は5~6月の春漁期10~11月の秋漁期があります。
関東では春が主流となっており、
「しらす」に含まれているマグネシウム亜鉛等のミネラル
夏バテ予防に効果テキメンです

是非みなさんもしらすを食べて、夏に備えましょう