外出の自粛が続く中、ご自宅でご飯を食べる機会が多くなりました。
そんな時にお味噌汁や炊き込みご飯などにぴったりの「シジミ」をご紹介します😊

日本には次の3種類のシジミ🌰が生息しています。
① 汽水域の「ヤマトシジミ」
※ 汽水域とは、淡水と海水が入り混じる場所
② 淡水域の「セタシジミ」
③ 淡水域の「マシジミ」

一般的に「シジミ」というと「ヤマトシジミ」のことを指します。
また、山間部では淡水域の「マシジミ」が重要なタンパク源💪となっていました。
しかし、20世紀末期以降には中国や韓国に生息する「タイワンシジミ」が外来・繁殖したことで「マシジミ」などと混在して生息しています。
「タイワンシジミ」は生命力が非常に強く、護岸の積もった泥や小さなくぼみでも生きている場合があります。
また、マシジミと同じ環境に放すとマシジミを全滅に追いやってしまう強さがあると言われており、在来種の存続が危惧されています😖

次に、日本の在来種の特徴をまとめてみました。

ヤマトシジミ 殻の内部は白紫色
日本全国の砂泥底の汽水域に生息し、
今日では汚染や環境汚染の影響で生産量が激減している。
セタシジミ 殻の内部はまたは茶色
淡水域に生息している。
琵琶湖から流れる瀬田川でよく獲られたことからこの名がついた。
マシジミ 殻の内部は紫色
淡水域に生息している。
他のシジミとは違い、雌雄同体で、体内で受精・孵化し、幼生は水中に産出され、直ぐに底生生活に入る。

最後に、シジミの効能についてご紹介します。
シジミの代表的な栄養分として、オルニチンと呼ばれるアミノ酸が有名です。
これは肝臓に良い栄養とされ、昔から重宝されてきました。
オルニチンは「遊離アミノ酸」の一部で、これは体内でタンパク質に変化せずにアンモニアの解毒に役立ち、肝臓の働きを良くします。
また、シジミにはアラニンという酵素が含まれており、アルコールの分解を助けます。
メディアでもシジミの効能がよく取り上げられているのは、こういった良い働きが認められているからですね。

テレビのCMでもお馴染みのシジミ。
宅飲み🍻が多くなっている今、肝臓をホッと休ませてあげるのにいかがでしょうか😊