今回ご紹介するのは「ハタハタ」です。
体長は20cm程で鱗がなく、口が上を向いているのが特徴で、
オホーツク海や北海道から山口県までの日本海が主な漁港とされています🌊
ハタハタの名前の由来は海が荒れ雷鳴が轟く時期に獲れることから、
雷光の古語である霹靂神(はたはたがみ)から取ったという説や、
身体の背に独特の斑紋があるため、「斑斑」から「ハタハタ」と変化したという説があります。
ハタハタは秋田名物の「しょっつる(魚醤)」に使用されており、
秋田県の県魚としても定められています。
このことからハタハタ=秋田県というイメージがありますが、
2018年の漁獲量は1位🥇 兵庫県、2位🥈 鳥取県、3位🥉 青森県・秋田県と、
秋田県は3位という結果でした。
漁獲量1位の兵庫県では干物や唐揚げで食べられることが多いそうです😋

旬は秋田などの北日本と鳥取などの山陰で次のように異なります。
【北日本】
産卵期の11月~1月にかけて旬とされ、
「ブリコ」と呼ばれる卵が重宝される。
【山陰】
産卵期ではない3月~5月にかけて旬とされ、
脂のノリが良く「シロハタ」と呼ばれる。

美味しいハタハタの見分け方のポイントは2つで、
1つ目は11月~1月は卵を持つ雌で腹の大きいもの
それ以外の時期では身が大きいもの
2つ目は生鮮のハタハタは分泌された透明なぬめりが新鮮な証拠なので、
これが残っているものを選びましょう。

江戸時代は北日本を中心に食べられてきましたが、
近年は関東でも食べる習慣が増えており、スーパーでもよく見かけます。
最近は寒くなってきたので、鍋食材🍲としていかがでしょうか。