卵料理のひとつです。ネット上にはレシピがたくさんありますが、簡単に言うと、鶏卵に魚肉(スケソウダラ)などを加え、調味料で味付けをして厚焼きにして簀巻きで渦巻き状に巻いて形を整えています。

江戸時代に卓袱料理のひとつ「カスティラかまぼこ」として長崎に伝えられました。
名前の由来は、女性が和服で使う伊達きや洒落た卵焼きなど諸説ありますが、いずれにしても、洒脱で外見を着飾ったことから「伊達者」「伊達男」の語源となった伊達政宗が由来しているようです。

さて、年末年始になるとおせち料理の食材としてよく見かけるこの伊達巻ですが、その意味(願い)は、形状が昔の書物である巻物に似ていることから学問や習い事の成就を願う知性の象徴や、卵料理であることから子孫繁栄などがあります。