魚へんに雪と書いて「鱈」。
字が表す通り、旬は寒い季節、12月から2月にかけて。
名前の由来も身が雪のように白いところからきているといわれています。大きいものでは魚体が1mを超え、非常に旺盛な食欲からおなかいっぱい食べることを意味する「たらふく」の語源になったという説があります。
この季節に鱈と聞くと鍋物を連想してしまいがちですが、一年を通して漁が行われており、インターネットでも少し検索するだけで、和食・洋食、煮物・焼き物・揚げ物など様々なレシピを探すことができます。
なお、鱈は水温の低い冷水域に生息しているため、日本では北海道周辺が主な漁場になっていますが、世界的に見ても北半球の国々で多く漁獲されているようで、かつて、その専管水域を巡りイギリスとアイスランドで戦争になったこともありました。
前回、この「旬のオススメ」でタラバガニをとりあげましたが、タラバガニの名前は、鱈の漁場で多く獲れたことが由来とのことで、漢字で書くと「鱈場」蟹と書きます。