冬の寒さが本格的になってきましたがみなさんいかがお過ごしでしょうか?
今回は冬のお鍋などに最適の蟹、
そして11月6日に解禁になった『ズワイガニ(松葉ガニ)』を紹介したいと思います🦀

『ズワイガニ』といえば今月の7日に鳥取県の鳥取港で初競りがあり、
雄のズワイガニ1匹に最高200万円の高値が付いたことがニュースになっていました😮!
鳥取県 水産課さんの話には、1匹あたりの競り値では国内で過去最高ではないかと言われています。

カニといえば『タラバガニ』もありますが、ズワイガニタラバガニでは何が違うのかを今回調べてみました🤓

見た目 分類
ズワイガニ ・体のサイズは小ぶり
・足は細く長い
・甲羅がツルツル
エビ目 カニ下目 クモガニ科
カニの一種
・足は細く、身の量も少ない
・ 非常に甘味のある身
・カニのうま味を存分に味わえる
タラバガニ ・体全体が大きい
・足はとても太い
、甲羅がトゲトゲ
エビ目 ヤドカリ下目
タラバガニ科
ヤドカリの一種
・足が太く、身が引き締まっている
・プリプリとした食感
・食べごたえ有り
カニ味噌 ブランド
ズワイガニ ・非常に濃厚 ・産地や品質によって以下のように分けられる
本ズワイガニ ・ 大ズワイガニ ・ 紅ズワイガニ
・日本で獲られる最高級品質のズワイガニは
『本ズワイガニ』と呼ばれている。
タラバガニ ・ほとんどない ・ズワイガニほどブランド性がない
・北海道産やロシア産などの産地のほうが目立つ
・『タラバガニ』の仲間である花咲ガニ
希少なカニとして珍重されている

 

日本で獲られる最高級品質のズワイガニ『本ズワイガニ』は産地によって「松葉ガニ」や「越前ガニ」と呼ばれ、ブランド蟹として高価で取引されています。
今回紹介しているズワイガニはその中の「松葉ガニ」です😍

「松葉ガニ」は日本海の丹後半島から島根県沖の日本海に生息しているズワイガニです。
水揚げされる漁港も京都府から島根県の漁港に限定されています。
古くから日本海の中でもこのエリアは美味しいカニが育つ環境に恵まれているとされていて、
海底の地質やプランクトンの種類などがカニの生育に向いたと言われています。
松葉ガニは資源保護の為に漁期を定めて漁を行っていて、
基本的に毎年11月6日から3月20日と定められており、それ以外の期間に漁を行う事は出来ません。
さらに松葉ガニのメス 『セコガニ』はさらに漁期が短く、11月6日から12月31日と定められており、
越前ガニや加能ガニも同じように漁期が定められています。

そして写真にもありますが、カニの足にタグのようなものがついているのが分かりますでしょうか?

このタグは松葉ガニを水揚げする船がタグの管理を行い、タグ付けの作業を行います。
漁船でタグ付け作業が行われていて、市場でセリに出ている時点ではタグ付け作業は終了しております。
タグはついた状態でセリが行われます。
鳥取でのタグ規定は、
・甲羅のサイズが11cm以上
・活の状態で入荷したもの
・身入りの状態が良い     と判断されたものとされています。

埼玉県魚市場にもタグ付きのカニを扱っておりますので、是非お手に取ってみてはいかがでしょうか?
それでは風邪やインフルエンザに気を付けて平成最後の冬を楽しんでください😊