ここ最近、雪が降りそうな寒さが続いていますね😖
そんな寒い冬にピッタリの魚、「ブリ」を紹介したいと思います。
ブリはたっぷりと脂を蓄えて南下する12月~1月が旬の時期で、
この時期のブリは「寒ブリ」と呼ばれています。

「寒ブリ」の他にも、ブリにはたくさんの種類があることをご存じですか?
世界には15種類も存在し、その内6種類が日本近海に生息しているのです!
日本海太平洋東シナ海の3沖で漁獲されているのですが、
「寒ブリ」と呼ばれるブリは日本海で漁獲されたものだけが名乗ることができます😊

ブリは回遊魚のため、
餌場となる北海道から産卵場所の九州地方を行ったり来たりしています。
北海道にはブリの餌が豊富にあるため、そこで脂肪と栄養をたっぷり蓄え
秋頃になると産卵するために九州地方の海へ南下していきます。
そして、泳ぎ続けたブリが富山湾にさしかかる頃には
ギュッと身が引き締まっており、人間の味覚に丁度良い脂が乗っています

また、ブリといえば出世魚として有名ですが、縁起のいい魚とも言われています。
福岡を始めとした九州北部では、
そんな縁起のいいブリを新婚の初正月にむけ、婿側の実家から嫁側の実家に
「そちらから嫁いだ娘さんの嫁ぶりが良い」という感謝の気持ちを込めて、
年の暮れに贈る風習(嫁ぶり)があります。

寒ブリの食べ方はお刺身だけでなく、しゃぶしゃぶお雑煮の具材としても最高です。
1本買えば、カマの焼き物照り焼きにもできますし、
白子が入っていればポン酢でおつまみにできます。
ブリ1本で色々な料理が楽しむことができるので、是非お試し下さい😍

また、新鮮で美味しいブリの特徴は次の通りです
1. 目が澄んでいて、丸く膨らんでいるもの
2. 天然物は尾が鋭く尖っているもの
3. 養殖物は尾が逆に丸いもの

ぜひ、新鮮なブリを見分けて、様々なブリ料理を食べてみてはいかがでしょうか!