今月の旬のおすすめはムール貝です🌰
主にヨーロッパ各地の料理で利用される食材で、大きな黒い貝殻が存在感を表している貝です。
名前の由来は「イガイ科全般」を意味する「moule」というフランス語🇫🇷からきていると言われています。
※ イガイ科とは世界中の浅い海の岩礁や石等で生息している二枚貝のこと
日本でも正式名でムール貝という貝はなく、ムラサキイガイイガイ等を「ムール貝」の一種として取り扱っています。
そこで今回は主にムール貝として取り扱われているムラサキイガイやイガイの2つの違いを比較しました。

  ムラサキイガイ イガイ
生息地域 北海道から九州の潮間帯から
水深10mの岩礁域
また、海外の温帯域
北海道南部から九州の潮間帯から
水深20mの岩礁域
貝殻の形 長三角形で、薄いが硬い 端が尖っていて、厚みがあって硬い
貝殻の表面の色 国内:青黒色
海外:茶色
褐色から黒褐色
貝殻の大きさ 約80mm 約100mm

旬は養殖物の為、産地によって異なります。
国内は6~10月、本場のフランスは7月に漁が解禁され、12月まで続きますが、
特に英語で「ER」がつく月(September等)が美味しいと言われています。
また、価格も国産や海外では異なります。
ちなみに当社でメインとして扱っているのはお得なチリ産🇨🇱です。

食べ方は洋食が主でワイン蒸しやパエリア、ブイヤベース等濃厚な味を味わうことが出来ます。
また、トマト🍅とも相性がよく、パスタ等でも美味しく食べられます🍝

ご家庭で調理する場合、生のムール貝を使う際は下処理が必要です。
まずはたわしで表面の汚れを落とします。
次に貝からはみ出ている足糸(そくし)を包丁で取り除きます。
足糸を取り除いたらボウルに水と塩を入れて塩水を作り、10分ほど置いておきます
最後にザルに上げて水気を切ったら下処理は終わりです!

下処理が大変…という方には冷凍のものがおすすめです。
袋のまま流水で解凍することで簡単に調理が出来るようになります。

ムール貝を食べる機会は外食ばかりという方も多いかと思いますが、
お家で豪華なご飯を作って、ワインでゆっくり出来る時間を作ってみるのもいかがでしょうか🥂